同人誌の値段〜A5の24ページ編〜
※この記事には計算間違い等あると思いますがご了承の上ご覧ください。
先日、私の本KITERIRAが一冊いくらになるのか計算した所、13,000円を超えました。
しかしこの私の同人誌、他の人は作っていないであろうページ数なのでありまして、よく作られるタイプのページ数で計算してみました。
今回ネットでパソコンの1時間あたりの電気代も調べて計算に入れてみました。
1時間あたり0.2〜1.0円なのだそうです。計算に入れるほど高い金額ではなさそうでしたが、こういうのも塵も積もれば山となるですから入れてみました。
条件は人によって様々ですが、それを考慮していたら大変ですので私の場合で考えます。
1ページあたりにかかる時間は1時間30分とします。
緻密な絵を描いている方はもっとかかるでしょうけれど、今回はこんな条件です。
印刷所様はポプルスさんのスタンダードセット。
表紙がカラーで内容はモノクロの漫画です。
それを20冊印刷したとします。
なぜ20冊かと言いますと、20冊から予備本を頂けるからです。
予備本というのは、もし乱丁本があった時のために多めに入れてくださる本なのですが、ちょっとこれが何冊頂けるか忘れてしまったため、今回は予備本の冊数は含めず20冊で計算します。
送料は1,000円だったかと思います。
そして労務費。
同人作家の賃金です。
漫画本文は24時間。前記後記などは恐らく漫画本文より時間はかからないと見込んで1ページあたり1時間とし、計4時間。
表1と表4はカラーイラストとなりますので、4時間くらいでしょうか?もっとかかりそうな気もしますが、描き込み具合で大きく変化するかなと思われます。
ここが大きくて、35,616円となりました。
そして、パソコンの電気代。
これは32円ですね。
32時間に1時間あたりの電気代を1円としてかけました。
全て計算して四捨五入した所で、24ページの同人誌は1冊あたり2,136円です。
イベントでは300〜600円ほどで販売されているでしょうか。
とにかく、漫画制作に時間をかければかけるほど人件費がかかり大変な事になります。
ここが一番のネックなのだな〜。
AIが進化したらここを一瞬で生成してもらえばお仕事として成り立つのかもしれません。
でも、描くのが楽しいんですよね(^_^;)
それから、使用ソフトはクリップスタジオEXなんですが、これを私は一括払いのものを使用しています。
これも同人誌代に含めるのかどうか?という話なんですけど、一括払いですと24,900円となってまして、10万円未満ですから減価償却ではなく消耗品費になるのでしょうか?
そうすると、ソフトを購入した年に作った同人誌の費用にクリップスタジオ代を入れ、翌年からは入れなくなるのかもしれません。
液晶ペンタブも10万円行ってなかったと思いますので、購入した年だけ同人誌代に含めるのでしょうね。
問題はパソコン代でしょうか。
10万円を超えていれば減価償却の対象でしょうから、保証期限か何かの年数で割らないといけないのかもです。
その辺りまで考慮するほど必要に迫られて計算をしてるわけではないので、外注費と労務費と光熱費くらいで計算しとけば大体こんなもんかな?とわかっていいですよね。
こんなに高いものを同人作家さんたちはせっせと作って格安で売っているのだな、と思って、酷評するのとかやめて欲しいなとおもったのでした。
2024.5.8 Wednesday 10:10:42